アンモの映画日和

たくさん映画を見て人生を楽しもう

映画《アンダーワールド》ネタバレ感想:青を基調としたダークアクションファンタジー

f:id:anmo-enjoy-life:20210503124709j:plain

シリーズ第1作目。女優ケイト・ベッキンセイルの冷徹なアクションが見もの。しかも、重厚な世界観と嘘とだましあいのストーリーそして、吸血鬼(バンパイア)と狼男(ライカン)の死闘から終始目が離せない。

ようこそアンダーワールドの世界へ。

 

 

《アンダーワールド》作品情報

 原題:Underworld

公開年:2003年

製作国:アメリカ

上映時間:121分

監督:レン・ワイズマン

出演:ケイト・ベッキンセイル

   スコット・スピードマン

   シェーン・ブローリー

   ビル・ナイ

   マイケル・シーン

評価:82

《アンダーワールド》の主要登場人物

セリーン(ケイト・ベッキンセイル)

吸血鬼(ヴァンパイア)。
そして狼男(ライカン)を狩る処刑人。
ビクターに命を助けられ人間から吸血鬼になる。本作品の主人公。

マイケル・コーヴィン(スコット・スピードマン)

人間の医師。最初の不死者アレクサンデル・コルヴィナスの末裔。
ルシアンとセリーンに嚙まれたことにより、ライカンと吸血鬼の混血種になる。

 

クレイヴン(シェーン・ブローリー)

吸血鬼のリーダー。セリーンを愛している。出世欲が強く、ルシアンと内通している。

 

ルシアン(マイケル・シーン)

ライカンのリーダー。妻をビクターに殺され恨んでいる。
クレイヴンを裏で操っている

 

ビクター(ビル・ナイ)

吸血鬼一族の3長老の一人。最高齢で最強。

 

《アンダーワールド》のあらすじ

はるか昔のハンガリーにて、一人の男がウイルスに感染し人類初の不老不死となる。そしてその男に3人の息子ができ一人は蝙蝠に噛まれ吸血鬼(ヴァンパイア)に、もう一人は狼に噛まれ狼男(ライカン)になる。

それから1000年あまりヴァンパイアとライカンとの闘争は圧倒的なヴァンパイア側の勝利で幕を閉じようとしていた。
しかし処刑人セリーンはライカンが追う人間に疑念を抱き、ライカンたちがある陰謀をたくらんでいると予測するも、ヴァンパイアのリーダー、クレイヴンは全く取り合ってくれない。業を煮やしたセリーンはある計画を実行する。

《アンダーワールド》のネタバレ感想

過去から現在に至る世界観がすごい

世界観がおもしろい。アクションダークファンタジーだが、「1000年以上続く物語の上に現在がある」その重厚感が見ていてワクワクしてくる。

吸血鬼と狼男の作品は今まで多くのものが作られてきた。
しかし、このアンダーワールドの新しいところは、吸血鬼と狼男の誕生を神秘的なものとしてではなく、ウイルスによる突然変異としたことにある。
たいていの作品はヴァンパイアの誕生をあいまいなものにしている。ヴァンパイアや狼男は当然はじめから存在しているものとして扱われている。
しかし、この作品ではある未知のウイルスが広まって、多くの人間か死んでしまったがたった一人アレクサンデル・コルヴィナスだけが不老不死となった。そしてアレクサンデルに3人の息子が生まれ一人は蝙蝠に噛まれ吸血鬼に一人は狼に噛まれ狼男になる。残り一人は人間のままでその末裔がマイケル・コーヴィンである。

ヴァンパイアとライカンの長きにわたる闘争もきちんとした理由がある。それも、それ相当の非情な目にあわされたライカンであるルシアン、彼の吸血鬼長老ビクターへの強い復讐心から生まれたのだ。この物語は第三弾の『アンダーワルドビギンズ』で詳しく語られている。

ダークファンタジーを際立だせる色彩

終始作品全体が青を基調とした色合いになっている。
この冷気ただよう深い青の色彩がセリーンの怜悧な顔立ちと相まってより一層ヴァンパイアとライカンのアクションを盛り上げる。
この暗い青の色に染まった細部まで見せない映像が見ている側の想像力を一層かき立てる。


セリーンのアクション

アクション女優と言えば、肌の露出を大きくしてド派手な動きで演出するものだが、ケイト・ベッキンセイルは違う。

黒い髪と青い目そして黒い衣装を身にまとい、無表情にライカンに銃弾を叩き込む。
まさに処刑人。敵に一片の情けもかけず、ただ自身の責務を全うすることを信条としているセリーンがかこいい。

裏切りや偽りの上にあるもろい血族関係

世界観と相まってストーリーも面白い。

信頼していたビクターに裏切られるセリーン。父のように信用しきっていたのに、真実はビクターが本当の家族を殺した張本人だったとは。
今までの信用しきっていたビクターへの気持ちが、一気に憎むべきかたきへと変わる。
ビクターはセリーンが実の娘だったソーニャに瓜二つだったから殺さなかったという。ということは、娘に似ていなかったら、その場で殺していたということだ。
家族を殺したお詫びに不老不死にしてあげただと、それで済む話ではない。
事実を知ったからには処刑人であるセリーンとしては許しておける相手ではない。

一つ疑問が

バンパイアには女性がいるのに、ライカンには男しかいない。両者とも仲間を増やすときは人間に噛みついて死なないものが仲間になるのだろうか。
しかし、バンパイアは同族どうしなら愛し合ったもいいようだからその場合子供は生まれるのだろうか?

《アンダーワールド》のまとめ

何度も言っているように、作りこまれた世界観が面白い。
そして、そのダークな世界を駆けまわる怜悧な容姿の女性によるアクション。
この先セリーンがどうなっていくのか楽しみだ。