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映画《ドクター・ストレンジ》あらすじネタバレ感想・魔術を現代で使うとこうなる

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 原題:Doctor Strange

 製作国:アメリ

 製作年:2016年

 上映時間:115分

 

 アメリカの「マーベルコミック」の実写映画化

MCUシリーズの14作品目

 

ネタばれあらすじと感想

あらすじ

 天才神経外科医のストレイジは、交通事故により両手の指を思うように動かせなくなる。

 何とかもとの状態に戻そうと全財産をつぎ込み、あらゆる手術を施すも現在の医学では治しようがない現実に絶望する。

 それでもあきらめきれないストレイジは、大学出たてのリハビリ師に、絶対に回復見込みのない下半身不随の患者が今では車椅子なしでの生活を送っていると聞き、彼のもとを訪ねる。すると、現代医学ではなく精神的な力で治す方法があるという。

 彼の言われたネパールの地を訪ねると、そこには想像を超えた魔術を駆使する世界が待ち受けていた。

感想

現実とは別の世界

 マーベル作品に新たな世界観が誕生した。

 宇宙には今見えている現実世界とは別にマルチバースという多元宇宙が存在し、修行を積んだ魔術師はそこで別次元の世界へ自由に行き来できるという。

 この人知を超えた世界観は一般のひとには知られず、魔術師のみが知っている。

 魔術の世界にも善と悪の両者がいて、「香港」「ロンドン」「ニューヨーク」のこの三つの都市をを結んで結界を張り、暗黒世界を支配するドルマムゥから地球を守っているという。

 このドルマムゥだが異次元を支配する暗黒世界の支配者というには迫力に欠ける。あまり実力を発揮しないまま退散してしまった。ドルマムゥを崇拝するカエシリウスの方がよっぽど悪人顔をしている。

アクション

 魔術師同士の戦いが見ものだ。ハリポタの魔法使いの闘いとはまた異なり、魔術を駆使したり、格闘したり、上下左右の空間を歪めたりと、より複雑なアクションになっている。敵を別次元に置いてきぼりにしたり、壁の中に閉じ込めたり、しまいには時間を逆行させたりと不可能はないくらいに、ありとあらゆる想像を超えた世界を見せてくれる。

魔法と魔術師

 魔法を使えるようになるにはある程度の修行が必要で、心技体のそれぞれの修行がある。

 修行のシーンが少なかったのが残念。ストレンジは医者だからもともと頭もいいので飲み込みも早いのだろうが、魔法習得のシーンや魔術を操るアイテムの紹介がもっと欲しかった。アイテムによって魔術の種類も使い方も違ってくるだろうから、それらの説明が少なかったのもおしい。

 空間に手で文様を書いて、それが防御にも武器にもなるのが面白い。まだ初心者の頃のストレイジは線香花火のようなしょぼい火花が出るだけなのが、実践に強いのか敵と戦っているうちにい徐々に強力化した魔術師になっていっくのが見ていてワクワクする。

ドクター・ストレイジ

 冷静沈着なホームズとは違い、初めは天才神経外科医だが交通事故のあと、両手の指がもとの状態に戻らないことを知った彼は、高慢で、自己中心的な人物になってしまっう。

 いままで、天才ともてはやされてきた境遇から一転、何もかも失ってしまい藁をもつかむ思いで魔術の世界に踏み込むわけだか、もともと地頭のいいストレイジはみるみる急速に上達していく。

 修行の身でありながら医者だったからか、見た目は凛として風格があるがいざ魔術を出すとなるとちょろちょろとしか出ない。そのギャップがおもしろい。

 しかし、ストレイジは急成長を遂げカエシリウスとは互角に戦い、ロンドンを死守する功績をあげる。

エンシェント・ワン

 カーマ・タージの主。至高の魔術師。700歳を超えるが年齢不詳。ケルト人の女性魔術師。弟子たちに大きな秘密を隠している。

 最強の魔術師だけあって、使う魔術が誰よりも大仕掛けだ。敵のリーダーであるカエシリウスももとはエンシェント・ワンの弟子だったのだから、圧倒的な魔術で圧倒してしまう。彼女にかなう魔術師はいないはずなのにカエシリウスの詐術にはまってやられてしまう。

カエシリウス

 家族を亡くして、悲嘆の時にエンシェント・ワンの弟子になるが、亡くした家族が戻らないと知ると暗黒世界のドルマムゥを崇拝して永遠の命を得ようとする。

 中盤、ストレイジに魔術で全身拘束されたのは情けなかったが、それ以外はエンシェント・ワンに次ぐ魔術師だけあって迫力のある魔術を次から次へと繰り出してくる。それも思いもかけない方向から。

クリスティーン・パーマ

 ストレイジと同じ病院に勤務する救命救急医。ストレイジの元恋人で現在は唯一心を許せる友人。

 SF恋愛映画「アバウト・タイム」ではかわいらしい役を演じていたが、今回もかわいい。

 ストレイジとの絡みのシーンがもっとほしかった。

総評

 80点

 MCUではソーの世界観に一番近い。

 何といっても、魔術とアクションの融合が斬新だった。現代に魔術が登場するとこんな状況になるのかと思ったが、一般人には魔術は見ることができない。だからこそいいのだろう。見えてしまたら、ただでさえ、ソーの異次元からの脅威やアベンジャーズの大量破壊によって世界はたびたび危機に陥っているのにそこへ新たに魔術まで加わったらどうなるのだ。

 でも逆にそれも面白いかもしれない。