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映画《キングスマン》あらすじネタバレ感想:爽快なアクションコメディ

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 原題:Kingsman:The Secret Service

 公開年:2015年

 製作国:アメリ

 上映時間:129分

 

爽快なアクション&コメディのスパイ映画

 

あらすじ

 ロンドンにある一見普通の高級テーラー。しかしそこはどの国にも属さない秘密諜報組織「キングスマン」の拠点。

 主人公ゲイリーは17年前にキングスマンだった父を亡くす。少年のころから頭もよく身体能力も高いゲイリーだったが、現在は街の不良と仲間とつるんで問題を起こす荒んだ生活をしていた。

 そんな時、警察に捕まったゲイリーだったが、昔父の同僚だったハリーの残していったペンダントに記載されている番号へ電話すると、すぐに釈放される。

 そして、ハリーはゲイリーにキングスマンの新人選抜試験を受けないかと提案してきた。キングスマンに一人欠員が出た為、補充する必要があるという。

 選抜試験は過酷を極め、落第すれば即帰宅。最後の一人になるまで行われる。

 新人候補生の中でゲイリー以外みな裕福な家庭の若者で、彼らの冷たい視線の中ゲイリーは選抜試験に挑む。

感想

 諜報組織「キングスマン

 「キング・アーサー」は組織の名前であり、また諜報員のこともさす。オーダーメイドの黒のスーツに身を包み、黒縁の眼鏡にオールバック。

 外見とは裏原に、華麗な身のこなしで敵を薙ぎ倒していく。

 組織の成り立ちは第一次世界大戦後からで、それまでは富裕層を対象としたテーラーだったそうだ。その富裕層たちの資産をもとに正義の為に、どこの国や機関にも属さな独立した諜報組織を作り上げた。

 どこの国のしがらみにも縛られないところがいい。世界の平和、正義の為に活動するのだが、もちろん国連とも関係がない。ということは、潤沢な資金を使ってなんでもできるということだ。悪事でさえも。正義かそうでないかはどうやって判断するのだろう。キングスマンのリーダー、アーサーだろうか、それともキングスマンの多数決によってだろうか。

 ロンドンの拠点の地下深くから地下を専用車両で高速で飛ばして、本拠地へ行くシーンがあるが、これだけで資金が豊富なのはわかる。しかし科学技術の粋を使って開発した武器はどれも地味だ。オーダーメイドの黒のスーツに違和感がないようにとデザインされているのだろが、あれだけの技術を持っているのだから、「007」とまではいかなくても、もっと科学技術を攻撃面に取り入れてもいいのではないだろうか。

ヴァレンタインの計画

 IT会社の経営で巨万の富を得たヴァレンタインは、地球環境問題に関心を持っている。そして、その方向性が徐々に過激な方向へと向かい始める。

 世界各国のやり方で今の環境問題は解決できなと判断し、要は人口を減らせばいいのだという結論に。なんて極端な。人はウイルスに侵された時、ウイルスを撃退して減らすように、今地球は人類というウイルスによって熱に冒されている。そのウイルスである人類を減らせば地球の熱も下がるのだと。

 そして、自身の経営する会社で人類を狂暴化するシステムを作り上げる。

 なんとも無茶な発想、しかしキングスマンにとっては格好の悪い奴。明らかにこれは誰が見ても正義ではないとわかるはずなのに、キングスマンのリーダー、アーサーがこのヴァレンタインの考えに賛同しているとは。面白すぎる。本当にコメディだ。

両足義の女殺し屋

 ヴァレンタインの女殺し屋ガゼル。両足義足でその先には剣がついている。

しかもその剣は、通販宣伝の包丁のように何でも切れてしまう。しかも、綺麗に真っ二つ。

 しかし、ヴァレンタインの部下は彼女しかいないようだ。二人だけでよくあれだけの世界規模の悪だくみを実行に移せるなと思うのだが。有象無象のした武装兵士はたくさんいるのだが。SWのストームトルーパーのように整然と隊列を組んで。

 ガゼルの足技はすごい。華麗なフットワークと身のこなしで、両足を使って次々と足技と繰り出してくる。しかも予想できない方向から、足先の剣が切り裂いてくるので、よけきれないし、防ぎようがない。

キングスマン選抜試験

ゲイリーの勧誘

 ゲイリーがキングスマンの選抜試験を受けるまでの経緯に少し違和感がある。

 敵対する不良の車を勝手に暴走させ、あげくに事故って警察に捕まる。仲間思いのゲイリーは警察へ決して仲間のことを喋らない。警察に脅されても。

 ここで、ゲイリーは17年前にハリーからもらったメダルの裏に描かれた番号へ連絡する。当時ハリーは何かあたらここへ連絡するようにと母親へ暗号とともにこのメダルを残して行ったのだが、この状況で今まで使わなかった手を使ってしまうのかと。警察に捕まるのは困ったことには違いないが、それでもそんなことで、亡き父に敬意を払うハリーが残していった助けに頼るのかと思ってしまう。ゲイリーはただ警察から出たいために今まで使わなかった手段を使ったことになる。よっぽどのことがない限り連絡しないようにしている番号ではなかったのだろうか。

選抜試験初日

 ゲイリー以外の候補生たちは裕福な家庭の子弟のようだ。ゲイリーだけが貧しい家庭の出身の為、他の候補生から冷たく扱われる。いじめにも合うが、ロキシーという誰とも分け隔てなく接する優等生タイプの女性が庇ってくれる。よくあるパターンだが、分かりやすくて安心して見ていられる。

子犬を飼う

 これがおもしろい。スパイの試験に子犬を飼う?どうしてと思うが、子犬の時分から育てなつかせることも訓練の一つになるのだろう。それとも、最終試験のため?

 最終試験でゲイリーは自分の犬を撃てなかった。ロキシーとゲイリーの二人だけが選抜試験に残ったが、ロキシー自分の犬を撃った。しかしゲイリーは引き金を引くことができず、失格。家に帰れと告げられる。時には犠牲が必要であり、非情にならなければならない時がある。ゲイリーは非情になれなかった。

 昔からよく言われるように、大勢の人の命を救うために一人の人の命を犠牲にしてもいいのかと。

降下試験

 ただ降下するだけではなく、緊急時いかに落ち着いて正しい判断ができるかを見る試験。

 優等生のロキシーだが唯一過去のトラウマのため、高所恐怖症らしい。完璧な女性にの設定にはしていないようだ。

 ゲイリーのパラシュートだけついてないことが降下中に分かり、他の候補生たちは次々と彼を見捨てていく。しかしロキシーだけは最後まで残ってくれた。

 この窮地にも関わらず、今までの最低高度でのパラシュートを開く記録を達成。

 パラシュートを開く限界高度を大幅に下回ったにもかかわらず二人ともけが一つない。しかも一つのパラシュートで二人分の重量を支えたのに。

秘密厳守

 敵に拉致されたと候補生に思わせて、自分の命が危険な状況下で、キングスマンの秘密をばらすかどうかを試す試験。

 単純だが分かりやすい。目覚めたら、線路上で両手両足を線路に括り付けられていて、今まさに向こうから列車が向かってくる。考える暇も与えずにキングスマンの秘密をしゃべるよう脅される。普通だったら喋ってしまうだろう。

ヴァレンタインの計画を阻止

 ゲイリーたちはたった3人で(と教官のロキシーマーリン)、ヴァレンタインのアジトに乗り込んでヴァレンタインの計画を止めなければならい状況になる。

 しかし、スターウォーズのように現れる兵士を次々を倒して、殺し屋ガゼルもついに倒して計画を途中で阻止することに成功。

 ヴァレンタインに事前に救ってもらうよう首に処置をしていたお金持ちは、次々を頭を吹き飛ばされる。ブラックユーモアだ。自分だけ助かって、平民は殺しあえばいいと高見の見物をしていた富裕層はことごとく花火のように吹き飛んだ。

まとめ

評価:80

キングスマン」は世界平和の為に活動している。決して表に出ることなくゲイリーの父親のように死さえも世間に知らされることはない。

 一方「アヴェンジャーズ」も世界平和の為に活動している。こっちは堂々と表舞台に出てその活動もメディアに大々的に報じられる。世界中知らない人がいないくらいに。

 ある意味、キングスマンはクールでスタイリッシュでかっこいい。

 スパイものだが、ストーリーがややこしくないので、今までにないアクションを楽しむことができた。

 ぜひ、新作を劇場で見てみたい。